小さな小さな恋物語
急いで2階の自分の部屋に上がった。

うちのパジャマは黒いパジャマ。

ジャージにも見えるって書いてあったがどうみてもジャージには見えない。


今日は龍と瑠璃と買い物だしっ…

いつもより気合いれるかあっ!

うちはショートヘアなので、

巻き毛のかつらをかぶり。

ゴスロリ・パンク風にしあげた。

この巻き毛はハロウィンパーティの時に妹が使うっ!

とかいって買ってもらったのだが、

サイズが合わなかったからうちがもらった。

「いきなり髪がのびてたら驚くかな…?」

着替えてから、バックに持物を入れて下にいった。

そこには、妹の友達が5人。

そういえばチャイム鳴ってたな…

うちが皆の前に行くと、妹が

「この人はうちのねーちゃん。春花って名前なんだよっ!そして…うちの名前は、三浦 怜 よろしくっ!」

周りからはしってるよー。という声

そう。妹の名前は 三浦 怜(ミウラ レイ)

皆からは『れーい』って呼ばれてるらしい。

「ねえねえ。れーいのねーちゃんっていくつ?」

「えー?ちー忘れたの?6年生だよ。」

「えー?6年生に見えない-っ!」

その6年生に見えないっていうのは、
小さく見えるか、大人っぽく見えるかのどちらですかー?
うちは聞きたかった。

妹はうちに話しかけてきて、

「は-ちゃん。」

とうちの名前を呼んだ。

はーちゃん…?

いつからうちの事を はーちゃん と呼んでいたのだ?

妹に はーちゃん と呼ばれて少しむかついた。

けど、うちは怒らなかった。

皆が居るから…

「何?」

「あそこの窓…。」

指をさした窓を見ると…
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