小さな小さな恋物語

その先には直也がいた。


「直也かっ!」

うちはいった。

「俺で悪かったなっ!」

「中はいりなよ。まだ瑠璃来てないから。」

中に入れた。

直也は入ってすぐに、

「あれ?龍は?んで、この女誰?」

うちは笑い転げた。

カツラかぶった龍を、女扱いしやがった。

「ぶははははっははははははははははっ!!!!」

「なにがおかしいんだよっ!」

「この女の人、龍。」

「はあ?龍が髪の毛長いわけねえじゃんっ!」

「龍ー。カツラとって。」

「はいはい。」


「うお!中から龍が出てきたっ!お前こんな趣味あったんだ…」

警戒の目で龍を睨みつける。

「ちがっ!春花がやれって…」

「まあまあ。次は瑠璃をみんなでカツラがぶって驚かせようよ。」

二人はえーっと拒否したが、妹たちのケーキを分ける。

ということでやってもらうことにした。

ピンポーン。

「来たよ…。」

「ドキドキするなっ」

ガチャ


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