小さな小さな恋物語

「あー。学校終わったぁぁ」

うちは嬉しくてたまらなかった。

今日は誰と遊ぼうかな。

そんな事を考えて歩いていたら、最強フォーが現れた。

最強フォーっていうのは、

さっきの真希達の集まり。

自分の中でそう呼んでいる。

「おーい!春花~。生きとるか?」

「うわぁああああ!」

「何ビビってんだよ…。こっちがこえーよ」

誰だっていきなり人が話しかけてきたらビビる。

「んで、何かよう?龍。」

私は強くいった。

「いやぁ。今日プリクラとりにいかねぇか?」

「はああああああ?」

なんで男女といかなきゃいけないのよっ!

確かにうちはアンタに告白されたよ?

でも、付き合います。

なんて一言も言った覚えないんですけど…


「お願い!瑠璃&直也も来るしさっ!」

「瑠璃が行くんなら行ってやんない事はない。でもプリクラは嫌。」
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