ただ俺たちは恋をした。
『まぁそう落ち込むなよ亮。
俺の塩ラーメンわけてやるからさ?』


そう言って
俺の方に塩ラーメンを寄せてきた。


「お、ありがと」


俺は上機嫌になり
塩ラーメンを口に運んだ。


「げほっ!!」


俺はすぐにむせた・・・・・・


辛い・・・・・・


こしょう辛い・・・・・・


「夏目こしょう入れすぎ・・・・・・」


『あ、だから熱かったんだ』


「それ熱いんじゃなくて
辛いんだよー!!」


その日、
俺の叫びはラーメン屋に谺した










夏目唯 ─ 天然記念物

存在 ─ 天然記念物な友達

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