ただ俺たちは恋をした。
俺はボールが当たったところをさすった。


ちょっと腫れてる・・・・・・


あいつなんてボール投げるんだよ。


今何時だっけ?


壁にかかる時計を見た。


「ひ、7時過ぎてる!?」


『門限?』


門限は9時なんでまだ平気です。


「バイトだよ!バ・イ・ト!!
7時30分にはつかなくちゃなんねーのに
後5分しかねぇんだよぉぉぉ!!」


俺はベッドから跳ね起きた。


かばんを教室に取りにいかないと。


『かばんならここ!
チャリで送るから早く駐輪場いくぞ』


夏目は慌てている俺の手をとり
走って俺を駐輪場に連れて行く。


って・・・・・・
なんで手にぎってんだよー!!





存在 ― なんか可愛い友達

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