ただ俺たちは恋をした。

写真

俺を後ろに乗せた夏目の自転車は
最高スピードだっただろう。


そんな速さで
俺のバイト先の居酒屋についた。


店に入ったときだった。


『あれ、亮じゃん。食いに来たのか?』


声をかけてきたのは石井先輩だった。


食いにって・・・・・・今日はバイトだって。


「え、バイトしに来たんすよ」


それを聞いた先輩は吹いた。


俺のことを笑いやがった・・・・・・


ってかなんで笑ってんだよ!!


 
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