ただ俺たちは恋をした。
俺は机に突っ伏して寝るか、


外の景色を見るしかなくなった。


『静かにしてください!
次は学級新聞です。
今並んでる縦の列でいくんで』


同じ班になる列のやつらを見た。


一応知っているやつばかり。


チャイムが鳴った。


次の時間から
学級新聞の役割分担を決めることになった。


俺は空を見上げる。


夏の終わり
飛行機が雲を作って飛んでいく。


できては消え
できては消えを繰り返す。




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