ただ俺たちは恋をした。
でも、そんな俺の睡眠は
あいつによって阻まれるんだ。


『亮!
やっぱあの3年の
国語の先生かうぃいいよな!?』


「興奮しすぎてなんて
言ってるか分からねーから。
ってか寝させろ!」


俺は夏目をチラっと見てから
顔を伏せた。


ふぅと夏目がため息をつくのが聞こえた。


ヒュウと冷たい風が
頭を触れて通りすぎて行った。


寒い。


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