ただ俺たちは恋をした。
数分後...


『ジャジャーン♪
it's a ラーメンなりっ!!』


見ると確かにラーメン。


しかもなにげに上手かったりする。


夏目は『どーよ?どーよ?』と
俺に描いた絵を見せつけてきた。


「で、ラーメンの記事は?」


『あぁ゛ーん!?
俺の話は無視かね、安井クン!!』


夏目は俺を指さす。


だがその指はどんどん下がっていく。


そして怒った顔も真顔に戻っていく。


そして
『そーじゃん。
ラーメンで何書くのよ…』
席にペタンと座りこんだ。


「そのラーメンの絵、
でっかく描いて記事のスペース
埋めるとか」






< 5 / 46 >

この作品をシェア

pagetop