アタシの物語。

こんなアタシにも小さい頃夢があった
生まれながらにそばに居た犬が大好きで
トリマーになろうとよく図書館で犬の絵をよく見てたのを覚えてる

でも高校卒業後に専門に行くことは出来なかったし、考えなかった

就職する子はみんな高校に通っているうちに車の免許を取ってた
自動車学校のお金は40万
アタシのバイト代では払えない金額

みんな当たり前のように親にお金を出してもらって自動車学校に通ってたな

当然アタシは親からなんてお金をもらえない

ただ、アタシのおばあちゃんは姉妹で
お姉さんが保険屋さんをしていて
そのおばちゃんがお金をくれて
これで免許取っておいでってお金をくれた
さすがに40万はなかったけど(笑

だが、その頃ままには彼氏が2人いた
1人は整体師の男性
もう1人はアタシの高校の先輩

それもおかしな話だけど
人生おかしな事がありすぎて
突っ込むのも疲れちゃう

そして、アタシにも彼氏がいた

どういう流れかは忘れたが
まま、アタシ、先輩、彼氏の
4人でアパートに住むことになり、アタシとままのお金ではかなりキツかった

保険屋のおばちゃんにもらったお金はその頃の家賃と生活費に消えた

その頃からアタシが稼いだお金はほぼ自分で使うことなくままに取られ
家のことに使われていた

もちろんままも働いてはいたが
ままは彼氏とのデート代に注いでいるため
家に入れるお金はアタシの給料だけだった
そして、最悪なことにそれでも家のお金が足りないからと知り合いにままがお金を借りていた

もちろん返していかなきゃ行けないわけで
ままは頭を抱えていた

そしてまたアタシの腕に増える傷
ままはまったく気付かない
いや、気付いていたけど言えなかったのかな