アタシの物語。
そして遊んでいるうちにアタシは中学生になった

パパとのお別れの日が近付く

それはすごく突然だった。

パパは「俺引っ越す。地元に戻ることにした」

あまりに突然でアタシは頭が真っ白になった

今まで普通に会えていたのにもう会えなくなる
それどころか遊びにも行けなくなる


アタシは必死だった
「ヤダ!なんで帰るの?あっちゃんが地元帰るならアタシも連れてってよ!」

パパは「ごめん、それは出来ん。でも絶対高校になるまでに迎えに行くからそれまで我慢してろ?」

そう言ってパパは離れて行った。

その後連絡は取れなくなった。

メールも電話も通じない

パパ、アタシあの言葉信じて待ってたんだよ...辛いことがあってもパパが迎えに来てくれるまでの我慢だと思って頑張ってたよ...

そんなパパに裏切られてパパが憎くなったよ
大好きなパパだから1番憎くて1番大好き


あっちゃん...元気なの?
今でもアタシは会いたいよ
会ってしまったら泣き崩れるだろうけど

小学生の時、公衆電話からあっちゃんに電話しすぎて覚えちゃった
未だに電話かけそうになる
繋がらないの知ってるのにね...。

あっちゃんを思い出す日は必ず頭に浮かぶ
あっちゃんに貰ったダイヤモンドの形をしたガラス
昔あっちゃんがゲームセンターの上に並んでるのを落としてくれて喜んだっけ

絶対商品じゃなくて飾りなのを取ってくれて
よく太陽に透かして見てたのを覚えてる

あっちゃんは綺麗やなよかったなって言ってくれたっけ

今でも笑った顔が浮かぶよ
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