奇跡の様に産まれた私
去る事1週間前

いつもの様に家族で夕食を食べていた

急に父が

「今度の日曜日お見合いだからな」

私は箸で掴んでいた唐揚げを落とした

「お父さん今なんて⁇」

「聞こえなかったのか⁇」

「いや〜聞き間違いかな⁇と思って」

「今度の日曜日お見合いだ」

聞き間違いではなかった

「どうして⁇私まだ高校生だけど⁇」

そう私は高校3年生

「大学は⁇」

「行かなくていい」

「今どき、大学行かないなんて…」

「つべこべ言わず!わかったな!」

この後父は黙って書斎に行った

「お母さん…」

「そう言う事だから
でもねこのお見合いは先方さんの
お願いでもあるの」

「どう言う事⁇」

「まあとりあえずお父さんの言う事を
聞いて頂戴」

そう言って母も片付け始めた

「いいんじゃない
お見合いしても断ればいいし」

無責任な事を言ってるのが私の

5個離れた姉

「じゃあお姉ちゃんがすればいいじゃん」

「そんな事言ってもあんたにお見合いの
話がきたんだから」

そう言って姉も部屋に行った

そんな経緯で日曜日のお見合いとなった

高校生でお見合いって…

政略結婚⁇いや政略結婚って

まさかうちに借金があって…相手がバック

アップしてくれるとか⁇

だからお見合いして将来結婚させるとか⁇

まさか今どきね〜 ないない

小雪の妄想は果てしなく続く…







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