奇跡の様に産まれた私
お見合い当日

朝早く美容室に行き着付けなどしてもらって

お見合いの場所である高級料亭へ

うわ〜すごい!

TVで見る政治家の人がよく使う様な料亭

お店の人に案内をしてもらい部屋へ

部屋もすごい!

緊張していた小雪は、部屋を見ただけで

より一層の緊張感を覚えた



まだ相手の方は来られてない

変に緊張する

このまま座ってると足痺れてきちゃう…

着物も苦しいし…

今頃…古いのよね!こんなお見合い

昭和か!

そんな事を思っている小雪である



相手が部屋に入ってきた

相手が座るまで下を向いていた小雪

そんな小雪の耳に

なんか聞き覚えのある声が…

「小雪ちゃん
緊張してる⁇」

顔を上げるとそこには…

「高宮先生!」

「びっくりしたかい⁇」

優しい声で聞いてくる

「はい!えっ!まさか
お見合いって⁇」

「ごめん驚かせて」

と笑う先生

高宮先生は私の主治医




「東堂 すまなかったな
今、宗はこっちに向かっているから」

「あ〜大丈夫だ
小雪には高宮の話はしていなかったからな
驚いているな」

と二人で笑ってる

笑ってる場合じゃないでしょ!

今までの緊張感返してよ!

家族が来て相手が来ないなんて

どういう事⁇

緊張が溶けて、相手がいない事に

イラついている様子の小雪だった




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