奇跡の様に産まれた私
10分くらいしたら襖が開いた

「遅くなってすみません」

私は顔を上げてその人を見た

髪はオールバック

目は切れ長

鼻筋が通った

綺麗な顔

銀縁のメガネをかけている

身体は身長は180センチありそうで

細い線

黒いスーツが似合う

なんてかっこいい人

大人の雰囲気漂う男の人

高校生の男子と違う

落ち着いた大人の男性

変に色気がある



「…き 小雪」

母の声にハッと気づいた



「ご無沙汰しております」

その人は父に挨拶した

「そうだね 5年ぶりか⁇」

「そうですね」



「改めてまして高宮 宗です」

その人は私に向かい挨拶した



高宮⁇もしかして高宮先生の⁇

と思っていると

「小雪ちゃん 私の息子だよ」

と高宮先生が教えてくれた

そうなんだ!高宮先生にこんな素敵な

息子さんがいたなんて…


「東堂 小雪です」

挨拶すると、その人と目が合った

吸い込まれそうな瞳

なんかじっと見られてるんだけど…



着物のせいか食事もあまり食べれず…

食事中も時々視線を感じていた

食事が終わり大人達はよくある

若いもの同士でって部屋から出て行った




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