この愛にタイトルなんていらない〜卒業、君への想いにサヨナラを〜
自分よりも、誰よりも大切に思う人。誰よりも真っ先に頭に思い浮かんで、会いたいと思う人。そんな風に心が動くのは、きっと莉亜ちゃんを愛しているからだと自然と受け入れました。

発達障害や情緒不安定は簡単には受け入れられませんでしたが、莉亜ちゃんに関することは全てすぐに受け入れられました。そして、莉亜ちゃんと過ごした思い出は全てが大切な宝物となっていきました。

手をつないで、ハグをして、一緒に買い物に出かけて、一緒に中学校に遊びに行ったり、名古屋に行ったり、莉亜ちゃんと過ごした思い出は大切に心に残されています。全て、「親友として」でしたが楽しい日々でした。

三月一日に私たちの高校では卒業式です。莉亜ちゃんは三月の終わり頃には、名古屋に旅立ちます。それまでに、この想いはまた捨てなければなりません。

初めて、恋を捨てることに涙を流しました。悲しくなりました。しかし、それ以上に莉亜ちゃんの幸せの方が大切で、こんな風に誰かのためを思って行動できるのが嬉しいのです。
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