この愛にタイトルなんていらない〜卒業、君への想いにサヨナラを〜
彼は、私の友達のことが好きなんだと雰囲気などを見てわかりました。彼がその友達に向ける目は、私の時とは少し違っていたからです。

そして、私はこの恋を捨てることにしました。まだ心が今より成長していなかったからか、恋を諦めるということに痛みなどはほとんどありませんでした。

そして、月日が流れて高校一年生になった頃、彼は私の友達にピンクのカーネーションを渡して告白をしました。ピンクのカーネーションの花言葉は、「感謝」「熱愛」「暖かい心」などです。この他にも、女性を褒める意味の言葉がたくさんあります。

彼は、十年ほどずっとその友達のことが好きだったのです。そして、その想いは実りました。

友達から「告白された!」と聞いた時、想いを捨ててよかったと思ったのです。




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