この愛にタイトルなんていらない〜卒業、君への想いにサヨナラを〜

想いを伝えた時〜失恋の痛み〜

小学校を卒業し、私は中学生になりました。同じ小学校の人もいれば、違う学校の人もいて、ドキドキしながらの中学生生活が始まりました。

私は、剣道部に入部することにしました。剣道部でもほとんどが違う小学校だった人が多かったです。

四月、五月と月日が経つにつれて自然と私は剣道部の一年生と仲良くなっていきました。部活に行くのも楽しみで、一緒に素振りをしたり、話したりするのが楽しかったです。

そんな中、私は同じ一年生の人に恋をしました。その人をいつどうして好きになったのかはわかりません。優しくされた記憶もないのですが、いつからか好きになっていました。

同じ頃、私と同じく剣道部に所属していた友達の莉亜（りあ）ちゃんも好きな人がいて、恋バナで盛り上がっていました。

「告白したら〜？」

そう何度も剣道部の女子の先輩や、柔道部の人に言われたことがあります。しかし、私は一度想いを捨てていて、告白をする勇気などありませんでした。