この愛にタイトルなんていらない〜卒業、君への想いにサヨナラを〜

私の通っている学校では、生徒のほとんどがバス通学です。当然彼と乗るバスは同じになります。

その時、満員ではないはずなのに、彼は私の体が触れるほど密着してくるのです。最初は、どうしてこんなに引っ付いてくるのだろうという疑問でした。しかし、それが徐々に嫌悪変わってくると、他の部分でも嫌だなと思うようになり始めたのです。

私が忙しい時間帯にも、何通ものラインが届き、一時間以上の電話にも付き合わされることになりました。私は彼に嫌われるのが怖く、「嫌だ」と言うことができませんでした。

しかし、莉亜ちゃんや保健室の先生から心配されて勇気を出してバスに乗っている時の距離やラインのことなどを話してみました。それでも彼が行動を改めることはありませんでした。

最初あれだけあった彼への想いは消え去り、彼といることが苦痛になっていきました。バスで体が触れて吐き気や過呼吸を起こしかけた時、もうこの関係は限界だと感じました。