転生したら、モブでした(涙)~死亡フラグを回避するため、薬師になります~
そんなやり手学園長の長い話を聞いたあと、生徒代表の挨拶が読まれる。もちろん、担うのはヴォルフガング殿下だ。

それにしても、王太子が学校に直々に通う世界観なんて、めちゃくちゃだ。普通だったら、高貴な人のもとに先生のほうが通うだろう。気にしたら負けなので、あまり深く考えないでおく。

王太子ヴォルフガングは立派に挨拶を終え、会釈する。周囲の女子生徒は、ため息が零れていた。
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