世界中が敵になっても私を好きでいてくれますか
あれから、勉強も部活も何に対してもやる気がおきない

蓮何してるかな

怒ってるよね

普通信じてあげるのが彼女なのに

今更もうどうにもならない

そう思いながらため息をついた

その日の放課後

詩織は用事はあると先に帰ったため海浬と晴は2人でファミレスに寄った

「なー晴さ。なんかあった?」

海浬がジュースを飲みながら何気なく聞いた

きっと私に何かあったと気づいている

私達は小さい頃からこの店の雰囲気が好きで

海浬は私や詩織が落ち込んでいると必ずこのファミレスに連れて行ってくれた

「晴元気ないよ?ここ最近」

「ごめん」

海浬がため息をついた

「ごめんごめんって。もっと自分の気持ちに正直になれよ」

「自分から行動しないと、後で絶対後悔するよ?晴」

そんな優しい言葉かけられたら泣いちゃうじゃん

海浬は昔からお兄ちゃんみたいで

私はそんな海浬にいつも助けられてた

晴の目から1粒の涙がこぼれた

「晴…」

すると海浬は晴の隣に座り頭にタオルをかけた

きっと周りに見えないようにしてくれたのだろう

そして優しく晴の頭を撫でた

「いつからそんな我慢するようになったの?お前はお前らしく泣いてればいいから」

それから海浬は私が泣いた理由を聞かずただずっとそばにいてくれた

まるで全てわかってるよって言っているような

ありがとう

海浬がいてくれてよかった

すると海浬は今日は俺が奢ってやるよ!と言ってくれた
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