ティッシュを貰って恋をした

またか!!

次の休み時間も、窓のそばにやんちゃな集団がいた。


結局、僕は休み時間に窓が閉められずに、
そのまま授業を受けるはめになる…

ということを何度も繰り返していた。


せめて窓のそばの席だったら、

授業中に閉めることができたんだろうな…



真反対の廊下側に僕の席がある。

席まで遠くて、窓の主導権が得られない。



いつもよりティッシュの消費が多く、

僕はティッシュが足りなくなってしまった。


しまったな。

どうすれば…

どうすればいい?


頭がうまく回らない中で、



「よかったら。使って?」



隣の席の女の子が僕にティッシュをくれた。
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