人生を1億円で売りました。

恭吾「まだいたんですか?」

結悠「うわっ!!」

恭吾「すみません。
驚かすつもりはなかったのですが。」

ワックスでセットされていない
彼の髪型を初めて見た。

艶やかな黒髪とほんのり香る
シャンプーの匂いが色っぽい。

て、何か私、変態みたいだ。

結悠「いえ。私の方こそ
驚いてしまってすみません。
えっと...喉乾いてないですか?
何か飲みますか?」

恭吾「そうですね。
では、ウイスキーを。」

その言葉に、また驚いた。
彼はお酒を飲まない人だと
思っていたから。
< 11 / 175 >

この作品をシェア

pagetop