人生を1億円で売りました。

こんなにも私を思ってくれてる人を
どうして私はいつも
傷付けてしまうんだろう。

恭吾「さっきの言葉は
結悠さんの優しさなんだと思います。
いつも、そうやって遠慮する。
でも、結悠さんが自分を否定すると
結悠さんの事を好きな僕まで
否定された気がして傷付きます。」

結悠「…すみません。」

恭吾「いえ、謝らなくていいんです。
少しずつでいいんです。
ゆっくりでいい。結悠さんの
ペースでいいから僕の好きな結悠さんを
好きになってはくれませんか?」

結悠「はい。でも…
私は笹倉さんの気持ちに
応えられそうにありません。
やっぱり私は強くならなきゃ
きっと…劣等感に苛まれます。」
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