人生を1億円で売りました。

翌日、笹倉さんを見送り
電車を何本か乗り継ぎ
母のお墓参りに行った。

いつも通り。
…いつも通りだったはずだ。

でも、心は少しザワついていた。

20時になると笹倉さんが帰ってきた。

結悠「おかえりなさい。」

恭吾「ただいま。すぐに着替えてきます。」

結悠「はい。」

しばらくすると部屋着に着替えた
笹倉さんがやってくる。

恭吾「今日は随分と豪勢ですね。」

結悠「はい、お肉が安かったので。
たまには贅沢でもと。」
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