人生を1億円で売りました。
結悠「いちゃダメでしたか?」
恭吾「いえ、違います。朝起きたら
君は居なくなっていると思っていました。」
やっぱり分からない。
この人は一体、何を言ってるんだろう。
結悠「いや、でも...私、笹倉さんに
1億円も払って貰ったんですよ?」
恭吾「ええ、払いました。
だからこそ居なくなると思っていました。
君は今日から自由の身です。
借金の事も気にしなくていい。
これからは好きなように生きられる。
その大切な時間を君はこれから
僕のような人間に費やす事になるんですよ。」
ああ。何か...この人...
恭吾「これからの人生を無駄にしても
いいんですか?君は後悔しませんか?
逃げるのなら今ですよ。」
私が言うのもなんだけど...
すごく...可哀想な人だ。