人生を1億円で売りました。
結悠「...逃げませんよ。」
恭吾「何故です?」
結悠「恩を仇で返すようなマネは
したくないです。」
恭吾「お金なんて所詮ただの紙切れです。
失ったのならまた手に入れればいい。
でも、君の人生はもう二度と
手に入らないんですよ。」
可哀想な人なのか。哀しい人なのか。
分からないけど、私よりも...
何かに絶望している人だ。
結悠「多分なんですけど…。
これからの長い人生をかけても
こんなチャンスって
もう二度と訪れないと思うんです。」
恭吾「チャンスですか?」