人生を1億円で売りました。

あー、でも、誰とも恋愛
したくないんだっけ?
だとしても、私じゃなくてもいたよ。
1億円で人生を売る人なんて。

恭吾「また僕は変な事を
言ってしまいましたね。」

結悠「あ、いえ。」

恭吾「食事、頂いてもいいですか?」

笹倉さんはダイニングテーブルに
座ると、目の前の料理を
じっくりと見つめていた。

結悠「あ、はい!えっと…
どっちにしますか?」

恭吾「せっかくですから
どちらも頂きましょう。」

結悠「え、両方ですか?」

恭吾「いけませんか?」
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