人生を1億円で売りました。

そんなこんなで私は今日から
笹倉 恭吾と同じ家で暮らす事になった。

恭吾「どうぞ、お上がり下さい。」

結悠「失礼します。」

さすがは外科医。何とも広い部屋だ。

リビングの隣にある扉を開けると
セミダブルのベッドと
小さめのテレビ、机が置いてあった。

恭吾「結悠さんは
こちらの部屋をお使い下さい。」

白と黒を基調としたシンプルな部屋が
私の心を落ち着かせた。

結悠「ありがとうございます。」

恭吾「僕は基本、書斎か寝室にいますので
何か用がある時はノックをお願いします。」

結悠「分かりました。」
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