人生を1億円で売りました。

恭吾「冷蔵庫の件はお任せします。
必要であれば車を出しますので
遠慮なく言ってください。
では僕は仕事に行きます。」

結悠「はい。いってらっしゃい。」

恭吾「いってきます。」

初めは戸惑っていたけれど
笹倉さんとの生活は平穏で...
何だかとても心温まる日々だった。

時間に合わせて料理を用意する事。
ロボット掃除機に負けない位
ピカピカに部屋を掃除する事。
洗濯物を干し畳む事。
もう随分と慣れた。

笹倉さんがいない間は家事をし
たまに休憩してまた別の何かを。
そんな日常が板につきつつあった。
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