人生を1億円で売りました。
一通り部屋の中を案内してもらい
私たちはダイニングテーブルに座った。
お茶を淹れてくれた笹倉さんは
1口飲むとふぅっと息を吐く。
恭吾「まずは、1つ確認ですが
あのクラブを辞めて頂いても
よろしいですか?」
結悠「ああ、はい。大丈夫です。」
恭吾「では、明日手続きをして参ります。
次に、僕達の結婚についてですが
明日、婚姻届を出そうと思っています。
ですので、明日までにこちらに
サインをお願いします。」
そう言うと笹倉さんは
自分の名前が既に記入されている
婚姻届を差し出した。
結悠「はい。」
恭吾「では、こちらを。」