人生を1億円で売りました。

勿体なすぎる。私には…。
無価値な私に無駄なお金を払った
笹倉さんは…勿体なすぎる。

結悠「お金。…返します。」

恭吾「何故ですか?」

結悠「勿体ないです。」

恭吾「勿体ないとは?」

結悠「笹倉さんも分かってるはずです。
私にそんな価値はないって!
だから、今、こうして
抱き締めてるんですよね?
わざと、ズルい言葉に変えて
本当は優しい言葉をかけるんですよね?
本当は価値のない私を、そうやって…」
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