人生を1億円で売りました。
結悠「えっと、何ですか?」
恭吾「今月の食費とクレジットカードです。
食材や日用品など生活に
必要な物を買う時はその現金を。
結悠さんの欲しい物を買う時は
クレジットカードを使用して下さい。」
結悠「あ、はい。」
夫婦の会話と言うよりは
業務連絡のようだった。
お金で買われたんだ。
もちろん、そこに
愛があるとは思ってない。
思ってないけど…
恭吾「僕の勤務表はそこに
貼ってありますので時間に
合わせて、食事をお願いします。
掃除、洗濯もお願いします。
何か他に質問は?」
何で、この人はお金を払ってまで
私と結婚しようだなんて思ったんだろう?
何で、私だったんだろう?