人生を1億円で売りました。

恭吾「悪くないと思うんです。
お金が欲しい結悠さんと。
お金のある僕。利害の一致。
お金だけで繋がっている。
そう言われればそれまでですけど…
巡り合わせには抗えない。
僕たち、せっかく出会えたんですから。
こうして数日間、共に
過ごせたんですから。」

きっと歪んでいる。

恭吾「もう少し一緒にいられませんか?」

私も彼も。

恭吾「せめて、結悠さんが…
思い出さなくなるその日まで。」
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