人生を1億円で売りました。

だって、有り得ない。
こんな…メリットだけを
重視する、申し訳なさと
遠慮と、気遣いで成り立つ
関係なんて、あんまりだ。

恭吾「本当にやりたいと思う事を
見つけるその日まで。
夫婦、やってみませんか?」

だけど、知っている。

結悠「笹倉さんは…もっと…
幸せになった方がいいですよ。」

恭吾「僕はそういった事に
あまり興味がないんです。」
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