人生を1億円で売りました。
結悠「はい。笹倉です。」
今だにこの名を名乗る事には
慣れていない。
「…えーっと。そちらに
三神 結悠さんはいらっしゃいますか?」
結悠「あ、はい。私が三神です。」
「あ、良かった。三神さん。
少しお話があるので役所の方に
来て頂きたいのですが
本日、ご都合はいかがでしょうか?」
結悠「大丈夫です。すぐにでも行けます。」
「では、お待ちしております。」
笹倉さんの今日の帰りは20時だから。
時間的に余裕はある。