人生を1億円で売りました。

結悠「すみません。
ハンバーグ、焦がしてしまいました。」

そんな事をぐるぐると
考えていたせいか今日の料理は
最悪だった。黒焦げのハンバーグ。
時間を間違えて炊いた
カピカピのご飯。

疲れて帰ってきている笹倉さんに
こんな食事を出すなんて…
本当に…最低すぎる。

恭吾「平気ですよ。このくらい。」

なのに、笹倉さんは今日も優しい。

結悠「あの…少し…
待って頂けるのなら
作り直します。」

恭吾「残念ながら、お腹が
減っているんです。
食べましょう。」
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