人生を1億円で売りました。
その横顔は何だかとても
嬉しそうで…
恭吾「その時、僕は…1人が
好きだった訳ではないと思い知りました。
ただ、1人でいるしかなかったんだと。
怖かったんです、僕も。
自分以外の他人を内側にいれるのは
とても怖い。ずっと1人でいれば
感じない気持ちを抱く事になる。
当たり前なんですけど、他人は
自分ではないですからね。
失うとか傷付くとか哀しむとか
そういった感情を抱く事を
無意識の内に避けていたんだと思います。」
…悲しそうだった。
恭吾「でも、バスケットを始めて
得られるものもありましたよ。
傷付く事も沢山あったけど…
自分以外の誰かと何かをやり遂げる
その過程で得られたものの方が
多かったと思います。…通過点で
いいんですよ。僕は結悠さんの人生の
通過点。それでもいいから、やっぱり
僕はもうしばらく結悠さんと
一緒にいたいです。」