人生を1億円で売りました。
恭吾「おかしいでしょうか?」
結悠「おかしくないです。
でも、きっとあわてんぼうではなくて
忘れんぼうなんだと思います。
夏の風鈴をしまい忘れているんですよ。」
恭吾「季節を大切にする。
幸せの証みたいなものですね。
きっと、家主は夏が好きなのでしょう。」
笹倉さんは、どんな小さな事も
取りこぼさない。
例えば、日記をつけるとして。
朝起きてご飯を食べて仕事をして寝る。
…なんて、つまらない日記を
1日も書く事のない。