ずっと好き
「藍斗くん。何の写真を見てるの?」


彼の耳元でそうささやき、彼の正面に立ってみせる。


少しでもどきどきしてくれたかな?って期待を込めて彼を見るが、呆れたような目で見てくるだけ。


「子供には関係ねーことだ。早く寝な」



"子供"。その言葉に頬を膨らます。


「子供じゃないもーんだ。オジサン...!」


そうやって挑発してみるも、彼の目は"子供"を見る目だ。


あーあ...。
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