ありがとう。そして、さようなら。
まー、私から話さなければいいよね!

そーすれば、一ノ瀬と話すこともなくて済むし。

…てことは、あんまり目立たないよね。

よっしゃ!この作戦でいこう!
名付けて
『一ノ瀬と話さないようにしよう』作戦!

暗い底まで落ちた気持ちに、少し明かりが射した。

愛花とだけ喋ろっと。

そんなことを思いながら、席を動かす。

ーーーガタッ。

私と一ノ瀬の机がくっついた。



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