ありがとう。そして、さようなら。
変化
キーンコーンカーンコーン………
授業が終わり、休み時間に入った。
私と一ノ瀬は教室に戻り、着席した。
ーー途端、ドドドドッと激しい音…。
私は何かを察した。
私の予想は的中、ハデハデ女子グループが私達の席に集まってきたのだ。
あー、だから嫌だったのにー!
早く次の授業始まらないかな…
って思ったけど、
嫌なものほど経つ時間は遅く感じるもの。
私には1秒が1分に感じた。
「さっき、何話してたの!」
「あなたって一ノ瀬くんのことが好きなの!?」
「一ノ瀬くんと廊下に立ってられるなんて幸せじゃない!」
「なんであんなに嫌がってたのよ!」
「許せないわ!私の一ノ瀬くんなんだから…!」