男装少女は史上最強!!?Ⅱ ー動き出す歯車ー
錬矢「実際の姿もかわいいんだけどな。ボソッ」
ここで錬矢のシスコンが発動したわけだが、樹里がそれに気づくことはなかった…
『ていうか!勝手に話進めんなって!!』
佐那「やぁ〜だぁ〜。照れなくてもいいのよぉ?」
誰が照れるかッ!
『照れてねーし!あと俺はお前のこと好きじゃねぇし!寧ろキライな部類に入るわ!とにかくお前の婚約者になるつもりはないっつーの!!』
佐那「ふぅ〜ん、そぉ。ならぁ、純庵にはあたし以外に好きな人がいるんだぁ。」
『えっ』
バッ
その場にいた仲間全員が俺の方を見た。
佑太「いるのか?…いるのか!?」
雄「佑太さん、落ち着いて!」
錬矢「誰だ、言え。」
雄「錬矢さんも!!」
煩いなぁ、もぅ。
ていうか、雄いたのか。
全然気づかなかった!
雄「お前、今めちゃくちゃ酷いこと考えてたろ?」
『いっ、いや別にっ!』
雄「(目ぇ反らしたな…)」