小さなお嬢様~執事偏~
「あらあら・・・こんなに雨に濡れて・・・・。家にいらっしゃい」


私は、そのままお嬢様の家に転がり込みました。




「お前・・・名前は?」


「私の名前は・・・と・・・・・」


_ギュウ。



「私には、名はございません」


「じゃぁ・・・お前は今日から『セツ』だ!」


_セツ・・・・?




「分かりました。優様!」

「セツ!お前は、今日から私の事をお嬢様と呼べ!!」


「はい!優お嬢様」



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