小さなお嬢様~執事偏~
連れてこられたのは、奥様の寝室。

「奥様・・・・」




「奥様!大丈夫ですか!?」

「セツ君・・・・・?デートを続けていても良かったのに・・・」



「いえ・・・それより・・・どうされたのですか?」



「何でもないのよ・・・・?ちょっと立ちくらみしただけよ・・・・」




私は、静かに奥様の手を握った。




奥様は目を見開いてこちらを見た。



「・・・・ごめんね・・・デートの邪魔をして・・・」



「いえ・・・私の力不足です・・・・申し訳ございません」



「セツ君が誤らなくてもいいのよ・・・・?」



奥様・・・・。




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