小さなお嬢様~執事偏~
最初のステップでお嬢様が私の足を踏まれた。


「・・・・・・・」


「でわ、次に行きましょう」


「・・・・・・・」


「次は、ターンの練習です」


「ターンって何?」

「回ることですよ」



お嬢様・・・・・・。
ターンの語句も知らないなんて・・・。



「お嬢様は、右足を中央斜めに出してくださいね。その後にターンをしますので」



私のその言葉を聞いたときお嬢様が私の手を離された。


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