goodbye青春
国歌を歌い終え、卒業証書を受け取るために名前を呼ばれた時、本当に卒業するのだと実感しました。

それから、校長先生や唯一送辞を読むために来てくれた後輩の話が終わった後、答辞がありました。話を聞いている間、私も自分の思い出を振り返ります。

受かるかどうか難しいと言われ、ショックを受けながらも懸命に面接練習などをして合格したこの高校。ブレザーに初めて袖を通した時、チェックのスカートを履いた時、これから始まる高校生活に胸を膨らませていました。

体育祭やクラスマッチ、文化祭に修学旅行。たくさんの楽しい思い出がありました。もちろん楽しいだけではなく、辛いことや苦しいこともありましたが、たくさん成長できた三年間でした。

緊張してうまくいかないことが多かったパワーポイント発表会。大好きだった福祉の授業。友達と喧嘩した日。人間関係や情緒不安定に苦しんだ日。多くの人に出会えた部活や実習。全てが懐かしくて、愛しい日々でした。
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