goodbye青春
「何食べる?」
「たこ焼き?クレープ?どうしよう」
莉亜ちゃんとそんなことを言いながら、お昼を選びます。お財布に入っているお金には限りがあるので、あまり高いものは食べられません。
最終的に、マクドナルドでハンバーガーの単品を頼んで二人で食べることになりました。初めて食べる味でしたが、「おいしいね!」と二人で笑い合います。
莉亜ちゃんは、四月から名古屋にある専門学校に行きます。こうして話すのも、頭を撫でてもらうのも残り少ないと寂しさを感じていました。
色々な話をする中で、ふと気になる人や好きな人の話になりました。私は「好きな人がいる」ということは莉亜ちゃんに言っていました。
「好きな人って誰?」
莉亜ちゃんに訊かれ、私の胸が跳ね上がります。言うか、言わないか……。少し迷いましたが、後悔したくないという思いの方が勝ちました。
「じゃあ教えてあげる。でも、驚かないでね」
そう言い、私は手話で伝えることにしました。莉亜ちゃんも私と同じように手話がわかるからです。
「たこ焼き?クレープ?どうしよう」
莉亜ちゃんとそんなことを言いながら、お昼を選びます。お財布に入っているお金には限りがあるので、あまり高いものは食べられません。
最終的に、マクドナルドでハンバーガーの単品を頼んで二人で食べることになりました。初めて食べる味でしたが、「おいしいね!」と二人で笑い合います。
莉亜ちゃんは、四月から名古屋にある専門学校に行きます。こうして話すのも、頭を撫でてもらうのも残り少ないと寂しさを感じていました。
色々な話をする中で、ふと気になる人や好きな人の話になりました。私は「好きな人がいる」ということは莉亜ちゃんに言っていました。
「好きな人って誰?」
莉亜ちゃんに訊かれ、私の胸が跳ね上がります。言うか、言わないか……。少し迷いましたが、後悔したくないという思いの方が勝ちました。
「じゃあ教えてあげる。でも、驚かないでね」
そう言い、私は手話で伝えることにしました。莉亜ちゃんも私と同じように手話がわかるからです。