俺様天然男子
だけど、理音くんの顔がほんのり赤い。
恥ずかしそうに、視線を逸らされた。
「言葉にしてくれなきゃ…伝わらないことだってあるんだよ…?」
「言葉に…すればいいの?」
「あっ、うん…」
「雛森のこと、誰にもあげたくない。俺が大事にしたい。一緒にいたいよ」
止まったはずの涙が、さっきよりも豪快に溢れ出した。
それ、好きってことじゃん…。
もぉ〜…。
どこまでも卑怯な人。
「なら…あたしを…理音くんの彼女にしてくれる…?」
「あっ、ごめんっ‼︎」
「へっ⁉︎」
「雛森からばっかり言わせてる…よね?」
「だって、あたしが先に好きになったんだもん…。当たり前でしょ?」
「ダメダメ。雛森、俺の彼女になって…?付き合うとか、よくわかんないんだけどさ…。こんな俺で良ければ…」
すっごく照れたように下を向く理音くん。
もう、バカ。
「よろしくお願いします‼︎」
初めて彼氏ができた。
フワッと笑顔を見せてくれたあたしの大好きな人は、とってもカッコよくて、とっても優しい人。
恥ずかしそうに、視線を逸らされた。
「言葉にしてくれなきゃ…伝わらないことだってあるんだよ…?」
「言葉に…すればいいの?」
「あっ、うん…」
「雛森のこと、誰にもあげたくない。俺が大事にしたい。一緒にいたいよ」
止まったはずの涙が、さっきよりも豪快に溢れ出した。
それ、好きってことじゃん…。
もぉ〜…。
どこまでも卑怯な人。
「なら…あたしを…理音くんの彼女にしてくれる…?」
「あっ、ごめんっ‼︎」
「へっ⁉︎」
「雛森からばっかり言わせてる…よね?」
「だって、あたしが先に好きになったんだもん…。当たり前でしょ?」
「ダメダメ。雛森、俺の彼女になって…?付き合うとか、よくわかんないんだけどさ…。こんな俺で良ければ…」
すっごく照れたように下を向く理音くん。
もう、バカ。
「よろしくお願いします‼︎」
初めて彼氏ができた。
フワッと笑顔を見せてくれたあたしの大好きな人は、とってもカッコよくて、とっても優しい人。