俺様天然男子
理音くんと付き合って、行きたい所が山のようにできた。



どこでもいい。



理音くんと一緒に出かけたら、それが全部デートになるから。



「お待たせしました」



美味しそうなピザが到着。



ふたりで『いただきます』をしてから、一口食べたら、本当に美味しい。



「うまっ」

「おいしいね」

「交換しよ。そっちも食べたい」

「うん、あたしも」



お互い、ピザを半分こ。



満腹になって、さらに幸せを感じる。



「うまかったね。また来よう」

「うん、次は違うの食べる」

「じゃあ、行こうか」



また手を繋ぐ。



付き合う前より、今の方が好き。



ますます、理音くんが好き。



天然なところがあって、たまに話が通じなくなるとこも好き。



『恋愛初心者だ』と言いながら、こうしてさりげなく手を差し出してくれるとことか。



たまにあたしを見て、目があって楽しそうに笑う顔とか。



理音くんの全部が好き。



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