俺様天然男子
その後も、仕事を教えながら見つめられる。



なんかいつもより疲れた…。



「ねぇ、理音。これとこれなら、どっち仕入れたらいい?」

「こっちの方が売れてると思いますよ。品薄になったね」

「そうなの。修平がライブハウスの方忙しくてさ。理音に聞けって言うもんだから」

「それって頼られてる…?」

「当たり前じゃん。うちでいちばんの物知りで、いちばんの働き者だもん」



照れる…。



疲れ、吹っ飛ぶよ。



「なら、明日も頑張ります」

「よろしく。これ、買っとくよ」

「お疲れ様でした。お先します」

「はいよ、お疲れー。小桃もお疲れ。初日、疲れたでしょー?」



着替えて雛森んとこ行こう。



ロッカーでスタッフTシャツを脱ぎ、私服に着替える。



腹減ったなぁ。



どっかで食べようかな…。



でも、雛森も腹ぺこかも。



それなら、一緒にどっかでメシ食って…。



うわぁ、楽しみになって来た。



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